AX

ほそ道小径、ときどきおもて

華やかな表通りよりも、静かな裏通りをひっそりと寄り道しながら歩きたい。そんな私の、興味の赴くままのとりとめのないブログ。

きれいに生きようとすることの何がいけないんだ

 昨年の秋頃から、辻村深月さんの本を好んで読んでいる。

 

人間の持つ純粋できれいな部分や、あるいはズルさや残忍さ、前に進もうとする強さとかその裏にある弱さとか。そんな矛盾するようにみえる多面性を持っているのが人なんだと、素直に感じさせてくれるような作家さんだと思う。人のもつ嫌な部分も、拒否感を持つのではなく、そのまま”そうなんだ”と受け入れられる感じがするのが不思議だ。

 

最近読み終えた「ぼくのメジャースプーン」は、読後感の”きれい”な本だった。

”きれい”なんて言葉を使うと何となく薄っぺらい感じがして他の言葉をさがしてみるけれど、やっぱり”きれい”が一番しっくりとくる。

 

タイトルに使った「きれいに生きようとすることの何がいけないんだ」という言葉は、最近どこかで目にして印象に残っていたもの。

てっきりこの本の文中に使われていたものだと思っていたけれど、調べても出てこないので違ったのかな。

  

 

ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)

ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)

 

 

Copyright© 2011-2017 hana-artroom* All Rights Reserved. 当ブログ内の画像・文章の無断複製・転載等を禁じます